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ただただ好きなものを好きなだけ語っている

恋愛感情というものの定義

またしてもオチのないふわふわ思考をまとめて言語化するコーナーです。お題目はタイトルの通り。

10年以上前に流行った某ラノベの魔王様が「欲を美化したまやかし」などと切り捨てていた恋という感情。世の中にはまあ日常的に当然のように溢れている概念な訳ですが、さてその定義をと考えると
なかなか難しいと思うんですよね。

物事を考えるときは最も身近なところから、ということで私自身は『何を』恋愛感情として認識するかを定義してみようと思います。


1.恋愛に限らず『好意』を感じる条件
まずはここから。自分が「この人好きだな」と素直に感じる時の感情の内訳を分解すると、『尊敬』と『共感』の二つが最も中心となり、追加で『安心』『気楽』があります。
さらに感情ではない追加条件として"会話の際にエネルギーを使わない"というものがあり、自分ではこれを『同じ言語を使う』などと表現します。"IQに差があると会話が通じない"みたいなあれですね。尊敬や共感にも繋がるんですが、生きてきた人生で培われた価値観や言語領域が近いことが条件になります。
尊敬については全部すごい人!!!である必要はなく、何か一個でも「この人のこういうとこほんとすごいな」となるポイントがあれば◯。

ちなみにこれ、人によっては尊敬より庇護心を抱く相手に好意的だったり、共感する相手より自分と違う相手に興味を持ったりすることもあるのではないだろうか。


2.いわゆる『好みのタイプ』となる条件
以下それなりに欲望等々の話になってくるのでご注意。

ここから友愛、親愛から分岐し始めるポイントですが、「性的な欲を向けられても不快ではない、構わない」という条件になります。恋愛対象になる最低条件。外見とか声質とか諸々ある意味で生理的な好みの話ですね。性別は不問。
ここも人によっては恋愛感情に欲が絡まなかったり、自分が「欲を向ける」方を恋愛感情認識したり色々あると思います。私は向けられる方に条件付けがある。何故なら向ける方の感覚があまりないからです。
ほんのり被虐嗜好寄りな傾向と、『他人に物理的に触れられる』事に対しての特別意識が強いためですね。前者はたぶん先天性、後者は経験による後天性のものですが。
ところでなんとなく周囲の人間ほんのり加虐寄りの性質持つ人が多いんですよねこれは無意識下で察するものが何かしらあるのだろうか。知らんけど。


3.明確に恋愛感情と認識する条件
最後の条件ですが、ざっくりいうと『独占欲』『嫉妬心』あたりになります。
正直恋愛感情って別に綺麗なものではないと思うんですよね世の中やたら美化されてるけど………
1がある一定量以上,かつ2を満たした上で「この人にとって一番になりたいな」みたいな感情が芽生えてくるとその時点でそれを『恋愛感情』として認識し始める。
これも人によっては独占欲を持たない人、友愛でも強く独占欲を持つ人、色々あるかと思うんだよね。


1を核にして2,3が交互に強化されてくみたいな感情の成長が起こったときに「恋愛感情として好きなんだなぁ」と自認していく感じになるのかな。なお1の量が少ないと恋愛感情にはならないし、実は1を一定以上満たす人間というのはかなり限定されます。何故なら私はこういう人間なので(?)

などと定義したところでこれたぶん人によって全部違うから意味があるかといえば無い。
そもそも定義内に欲を条件に入れているけど、これはたぶん30年ほど現代日本で生きてきた中でその辺にあった『恋愛』というものからなんとなく要素を抽出したものを『恋愛感情』として再定義してるだけなんですよねきっと。世の中が違ったら別の定義になっている可能性はかなり高い。
「トキメキ」とかいう概念もあるんですけど正直2を満たす人間に能動的に触れられると、普通のコミュニケーションレベルのスキンシップ(ちょっと頭撫でるとかくっつくとか)でも結構脈拍上がるし。何故なら人に触れられることに根本的に不慣れだから。

そんな感じで意味はまっっっっったくないんですけど、自分が恋愛感情だと思っているものを分析して定義してみること自体はなかなか面白かったです。
社会の刷り込みとか真面目に考え始めるとまあまあ迷宮に入り込み始めるのでそこはほどほどにということで本日はここまで。

最後まで読んでくれた奇特な貴方に感謝を。